Piaceのこだわり

美容師がすべきハサミのケア

こんにちは!成田市の貸し切り美容室Piace(ピアーチェ)の相田です!

 

美容師の仕事ってメインはカットになってくると思うのですが、

 

よくお客様から「ハサミって定期的に研いだりするんですか?」

 

と質問して頂くことがあるのですが、

 

そんなお客様の疑問にも1つ1つ答えていきたいと思ってます。

 

ハサミは定期的に研ぎに出すけど日々のケアが大事

 

もちろん研ぎには出すのですがそれより大事なのが

 

オイルメンテナンスです

 

 

です。

 

その前に切れ味が悪い粗雑なハサミをお客様の髪を切るとどうなるか?

 

髪は繊細な構造をしているので

 

スパッ!と切れないと引きちぎる形となり、痛んでいる部分を切って綺麗にするはずなのに

 

枝毛が出来やすい傷みやすい毛先を作ってしまいます。

 

なのでハサミは常にちゃんと切れる状態にしていないといけません。

 

そのために行うのがオイルメンテナンスです

 

 

このような道具を使います。

 

その内容をちょっと紹介させてください

 

「へぇ〜」って少しでもお客様に安心感を与えられたらと思います(笑)

 

1・ハサミの動きをスムーズにさせるために触点と呼ばれる部分にオイルを打つ

 

しっかりハサミが可動しないと刃先の力が弱まり切れ味が弱くなります

 

2・刃の部分にオイルを打ちセーム革で刃の細かい乱れを整える

 

ハサミの刃は意外と繊細で髪を切ると細かい「バリ」と呼ばれる反り刃ができます。

 

これが多くなると著しく切れ味が悪くなります

 

なので専用のセーム革で磨いてあげます。

 

3・ネジを締め直す

 

一般的なハサミもそうですが、ネジがしまっていなければその役割をいたしません。

 

毎日開いたり閉じたりを繰り返すのでネジも若干の緩みが生じます。

 

適切な締まり具合かチェックします。

 

以上すごく簡単な事ですが、これが次の研ぎに出すまでの日々のメンテナンスです。

 

僕はこれを週1で行ってます。

 

髪の量を調節する梳きバサミ(セニングシザー)ほどこのメンテナンスが大切です。

 

髪をすかれていて「痛い」「パサつく」など障害が出るのはこのメンテナンス不足の可能性があります。

 

美容師が無理に髪を引っ張ったり、必要以上にすいたりする技術面もあるかもしれませんが

 

このメンテナンスを励行することで確実に髪に対する負担は軽減出来ます

 

少しでもお客様に不快な思いをさせず、気持ちよく綺麗になってもらうために

 

今後もハサミ、道具のメンテナンスは続けてまいりますね。